熱中症は例年梅雨明けの時期から急増する傾向
があります。身体が暑さに慣れていないため上手
に汗をかくことができず、体温を上手く調節できない
からです。
症状が進むと命にかかわることがある熱中症ですが、適切な予防法で防ぐことができます。
熱中症対策をしっかりと行いましょう。
熱中症の予防のポイントとしては、「水分・塩分の補給」「風通しのよい服装」「部屋の温度は28度を目安とする」「適度な運動で汗をかく」といったものがあります。
症状が出たら応急処置として涼しい環境への避難、脱衣と冷却、水分・塩分の補給を早急に行うことが大切です。また自力で水分補給ができないことが医療機関へ搬送の目安となります。
熱中症は、回復してしまえば終わりというものではありません。
熱中症で体温が高くなると、大腸菌で作られた内毒素が血液中に漏れ出て、体温が正常に戻っても体の抵抗力が弱まるという研究結果もあります。
病院を受診した後は大事をとると共に、しばらくの間は体を労る生活をするようにしましょう。