細菌性食中毒

食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」と「ウイル ス」で、このうち細菌が原因となる細菌性食中毒は、 食中毒全体の約7~9割をも占めています。夏バテ で抵抗力の低下しがちな時期であり、また食品内で 細菌が繁殖しやすい高温多湿な気候の続く9月末 頃までは、いつも以上に細菌性食中毒に対する予 防が大切です。 生鮮食品は冷蔵または冷凍保存をし、清潔な調理 環境で細菌が付着・増殖しないように心がけ、肉や 魚など食材によっては十分に加熱を行うことが重要 です。調理後もすぐに食べて、室温で長く放置する ことがないようにしましょう。食べきれなかったもの は、清潔な食器に移し冷蔵または冷凍保存をし、少 しでも怪しいと感じる食材があれば食べないように しましょう。 それでも腹痛や下痢など食中毒の症状が みられたら、脱水症状を防ぐ為に水分をしっかり 摂り、また自己判断で薬を飲んだりせずに、 できるだけ早く医療機関を受診しましょう。