春は、転勤や転職に伴い引っ越しが多い季節です。
引っ越しをきっかけにうつ病になることがありますが、これを正式な診断名ではありませんが
「引っ越しうつ病」と呼ぶことがあります。
症状は、通常のうつ病と同様に不眠、憂うつ、意欲低下などがみられます。引っ越しにより
うつ病が起きる理由は、まず引っ越しは作業自体、準備から引っ越し後の整理まで体力を使い
心身ともに疲れることがあります。
また、今までの生活環境、人間関係から離れてしまう寂しさと新しい環境に馴染めず不安が
強くなることが考えられます。
花粉症
花粉症を持つ方はこの時期はとてもつらいですね。 実はこの花粉症は人間だけのものではなかったの です。人間と同じ哺乳類に属する動物達も人と同じ く、外から入ってきた細菌やウイルスから自分の体 を守る免疫という仕組みを持っています。 人間に近い猿はもちろん、身近な猫や犬も花粉症 になるのです。症状としては、くしゃみ鼻水…まさに 人間と同じような症状をみせます。 猿や猫は比較的人間に近いくしゃみや鼻水といっ た症状が見られますが、犬は皮膚炎やアトピー性 皮膚炎の症状が強く出るようです。 花粉症は、戦後にスギの木をたくさん植えたことで、 おおよそ20年くらいで急に増えたと言われています。 花粉症の発症の仕組みは同じことから、動物達の 花粉症も、ここ20年くらいで急増していると思われ ます。人にとってもつらい花粉症は実は身近な 動物達もつらい思いをしているのかもしれません。 この時期にペットに皮膚炎などの症状が出てい たら、人間と同じように早めにお医者さんに診て もらうといいかもしれません。
ウイルス感染症
1月~3月にかけて毎年ウイルス感染症が流行しま す。なぜウイルスは冬場に流行するのでしょうか? 実はウイルスは、空気が乾燥した環境を好むから なのです。 乾燥した環境下では、咳やくしゃみなどの飛沫が飛 び散りやすいため、感染域がどんどんと拡大してい きます。また、乾燥によって喉の粘膜も乾燥し、粘 液が減少します。粘液が減少するとウイルスが喉 の粘膜に付着しやすくなるため、感染率が高くなっ てしまうのです。
1月~3月にかけて流行するウイルス感染症には 「インフルエンザ」「ウイルス性胃腸炎」「溶連菌感 染症」などがあります。 どの感染症も免疫力が弱っていると、感染しやすく なり、感染したときに症状が重くなってしまう恐れが あります。様々なウイルスに感染しないために、 普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を 心がけ、免疫力を高めておきましょう。
うつ病と健康な時にみられる「うつ」の違い
・気分が落ち込む、気が滅入ってしまう、元気がない、やる気が出ないことは、人間誰もが経験することです。
うつ病と誰もが経験する「うつ」との違いは次のようです。
(1)日常生活への影響
うつ病では、社会生活・日常生活が辛くなり会社に行けなくなる、家事ができなくなるなどの症状がでます。
健康な時の「うつ」は、日常生活に支障はでません。
(2)持続期間
うつ病では、2週間以上は続きます。
健康な時の「うつ」は、1日から数日以内でおさまります。
(3)考え方、とらえ方
うつ病では、「自分が悪い」という思い込みが強くなり、悲観的な考え方にどんどん偏っていきます。
「自分は生きる価値のない人間」と自分を責めたり、小さな失敗を「取り返しのつかないことをした」と過大視してしまいます。
健康な時の「うつ」では、物事の良い点と悪い点の両方が考えられます。周囲の意見を受け入れます。
冬のうつ病
毎年冬になると、はっきりしたきっかけがなく気分が落ち込んだり、体がだるく疲れやすくなり、
春になると自然に回復することがある場合「冬期うつ病」、「季節性うつ病」が考えられます。
・一般のうつ病では、気分が落ち込む・気力が出ない・物事を楽しめない・不眠・食欲低下などの症状があります。
・季節性うつ病では、次のような特徴があります。
1)日中の眠気が強い。
睡眠時間が長くなる。
2)食欲が増し、ご飯や麺類などの炭水化物やチョコレートなどの甘い物が食べたくなる。
・原因としては、冬に日照時間が短くなることが考えられます。
・対策としては、日光に多く当たることです。
日光を浴びながら散歩することがすすめられます。